どんな勉強方法・生活の仕方で難関校に合格できるのか!

学力上々倶楽部より「広大附属福山高校」「東大文Ⅱ」に現役合格したS君にインタビューしました。(一部抜粋)

Q1.「東大」に合格するには相当量の学習が必要で、世間では1日6時間は自分の勉強をしなければいけないと、言われていますがどうでしょうか?

 

「質」それとも「量」と聞かれて同時に両方を得るなどと言う考え方は間違っております。まずは「質」なのです。「質」を確保しているうちに自ずと「量」がともなってくるのです。「質」とは「集中度」のことです。余計なことは一切考えずに目の前の課題にがむしゃらに取り組むのです。集中してない6時間は意味がありません。

集中して3 時間やる方が身になります。

 

Q2.「生徒はプレイヤーで学校の先生や塾の先生はコーチであり監督であると私は位置づけておりますが、プレイヤーである生徒にもっとも大切なことは何ですか?

 

プレイヤーにとって大切なのは「スイッチを切り替えること」です。スポーツ選手を見ているとフィールドにたって全力を出すときと、休憩をするときの落差が大きいことに驚きます。全力を出す部分と休む部分、切り替えがないとつぶれてしまうのは勉強も同じです。1 時間集中する部分と10 分休む部分、難問に取り組む日と友達と遊ぶ日。

この切り替えをどれだけすばやく確実に行えるかでプレイヤーの力は左右されると思います。

 

Q3.学力上々倶楽部の方針は「中学受験」はなるべくさせない。で、あなたは中学受験はしませんでした。小学生の時は何をメインにどういった勉強をしておりましたか。

 

小学校のときはモリモリ勉強していたという記憶はありません。塾がない日はほぼ毎日放課後にドッヂボールをしていたので、家に帰ったらもうへとへとでした。

学校や塾の宿題をこなすのが精一杯で自分で何か特別な問題集などを解いたりはしておりませんでした。小学校時代は人から与えられたものを着実に身に着けて「基礎固め」をしておりました。

 

Q4.ズバリ 『広大附属福山高校』合格の秘訣は?

 

中1・2年はそうでもなかったけど、中3 になってからは自宅学習は1 日平均4 時間はしていたと思います。部活もしていたのでその時間をカバーするために、学校の長休憩を暗記などに使うってこともしばしばやっておりました。広大附属福山高校の過去問に取り組んだのは入試前6ヶ月間で、それまでは学校や塾での基礎知識固めと、塾で先生にいただいた高い難度の問題の挑戦を続けておりました。どの科目にしろ、解いてみて「できた」「できなかった」という目先の結果より、解説してもらい理解した問題が2・3 日後、1 週間後、1 ヵ月後に完璧に解けるか、その問題の解き方の意味を理解してるかどうかに重点を置いて学習しておりました。

 

Q5.ズバリ 『東大』合格の秘訣は?

 

俗に言う「難関校」の設問形式は未知の問題に対して『ココで時間内に考えて答えを導いてみなさい』ということなのです。

 

「難関校」を受験する生徒さんたちは2次試験で課せられる大問6題くらいに対して見たことがあるような問題が1題でもあればラッキーだと考えておくべきです。残りの問題はその瞬間に道筋を立てて考え、何とか部分点でももぎとらなければいけません。特に数学は。

そのためには日常的に「問題文をどのように解釈するのか、またどの法則を利用するのか」を考えることです。それをすべてノートに書き込むことで壁をひとつ越えられると思います。解説を見ながら10問解くより、1時間1つの問題に挑み続けたほうがよいです。

わからない問題に出会ったとき、あきらめないでいろんな角度から分析してみてください。今まで自分が習ってきたもので使えるものがないかどうか頭の隅々まで見渡してみてください。時間を無駄にしていると感じるかもしれませんがそんなことはありません。

小学校から大学まで16年間僕たちが時にはつらい思いをしながら勉強し続けるのは「筆者が考えていることは何か」「X の値を求めなさい」「室町幕府の第3代将軍は」というような与えられた問題に対してお決まりの答えを返せるようになるためではありません。そんなつまらない目的のために勉強なんて続けられません。

真の目的はこれから先社会に出て生きていくときに自分や世の中が抱えている問題を分析して、どうやったら解決できるのかを考えること。その思考力を身につけるために僕たちは学ぶのです。合格したいのなら常日頃より「自分の頭で考える」勉強をしていってください。

 

 

この通りに実践できたらあなたたちも「広大附属」「東大」も夢ではありません。いいところを1つでもいいからマネして自分に取り込んでみてください。

必ず思っていたような結果が残せます。私たちは「広大附属」や「東大」合格を手中にする塾だとは思っておりません。生徒さんたちの能力の開花をを引き出すお手伝いをしているにすぎません。今までの眠っていた自分の能力を一緒に開花させませんか?